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指揮法講座 〜その3〜

良い演奏のための準備

演奏する前には以下の準備が必要です。

1、 作曲者、作品についての知識

今はインターネットなどでの情報がたくさんあるので、そこで調べると良いと思います。

作曲者については国籍、年代。作品についてはその曲が作られた背景などを調べると良いでしょう。

2、 楽曲分析(スコアリーディング)

いきなりスコアを見ても何も浮かんでこないと思いますので、まずは表現や速度記号を

日本語にしてみて、速度と曲の感じを掴む事からはじめましょう。

携帯で調べられる音楽用語

3、 練習計画

ただ闇雲に練習を進めるのではなく、本番の日から逆算していって、

練習計画を練るのが大切です。この時に、効率的な合奏をする為の

準備(小節番号を書いたり、スコアの色分け、付箋張りなど)を行うと良いと思います。

予備運動

1、 予備運動のかけ声について

2、 予備運動の長さ

3、 予備運動の構えから始まりへの流れ

指揮の図形

別表:基本となる指揮図形を参照

図形の練習には黒板やホワイトボードを使うのが効果的です。

指揮棒の角度(基本的に奏者に指揮棒の先が向く)や、打点ずれの癖がはっきりとわかります。

筆圧を確認することにより、指揮の癖が見抜けます。

楽曲の停止、再開始

フェルマータ後の再開始はエネルギーが連結するのか、しないのかによって振り方が違います。

終止法

楽曲の終止はその曲に一番あった終止を探すことが大切です。

いつも終止が同じにならないように気をつけてください。

左手の使い方

左手は主に「表現」をつかさどります。右手のミラーになっても良いのですがすべてミラーになるのではなく、

楽曲の3割程度は表現に使ってください。練習方法は右手を使わない練習(実際に楽団等を使うのが良いでしょう)

が効果的です。


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